【秩父行脚放浪記】~下吉田から上吉田へ③~
もと千鹿谷鉱泉と中島不動滝
すでに15:00過ぎ、気温35℃超え…
町内放送ではさかんに外出を控えるようにと…
日が傾くまで進むことにする…
街道裏の畦道を行くと吉田山龍泉院、へ続く道が光差し森の空気あふれ、なんともHealthy
街道に戻るとすぐ反対側へ「山逢いの里・千鹿谷」の案内板でピンと来て、また脱線
山逢いの里キャンプ場を左手に見ながら直進していくと…
昨年まで秩父事件でも有名で、知る人が静かに湯治する千鹿谷鉱泉、があった場所へ
たまたま川崎の対岸で目があった鹿さんとしばし見つめ合う
澄んだ川の流れへすぐ手が届き、汗だくの顔もスッキリしても…歩いても…元の道へ戻っても…あの千鹿谷鉱泉の建物が見当たらない
まったくの記憶違い?暑さで頭がやられたのか?元からやられてるのか?久々にキツネにつままれた感じになる(のちにサラ地になっていたことが判明しホッとしながら残念な気持ち溢れる)
仕方なく元の街道へ戻るとすぐに「芭蕉の句碑」につられて脱線していくと鳥居が
小川を東生道が、お社(不動尊らしく)、の裏手からなにやら水音が…
滝の爽やかな音と空気と水しぶき!
誰もいないのを見計らい、ひっそり大胆に滝に打たれると…それまでの暑さが嘘のように体から流れていく
さっさかと服を着、しれっと街道へ戻っていると、小さな女の子を乗せたカートを押すやや高年の男性に行き逢い挨拶し、小話が長話になり…
どうも滝は中島不動滝という名称あり、男性が滝守りであること、滝の上には秩父でもごく珍しい地形があるとのこと…
それでは行きましょう🎵と頷く前に以心伝心したのか、意志疎通が図られたのか、滝の上へ向かう
そこには…長瀞などで見られるポットホール(たぶん)という川水の流れが何千何万年もっと超えた時間にポットのように垂直な縦穴を穿ってきた地形
たぶん…いい加減な記憶で、1500~1700万年にできた岩石がそのあと凄い長い年月で削られたもの
しかも秩父帯であるチャート質のかた~い岩石にできているものは多分他に類例ないか、極めて珍しい…と思う
感動する人は感動する、マニアックすぎる地形
滝守りの男性曰く、幅1mほどのホールは深さ2mはあるそう○
それを聞いて今すぐ入りたくなるのをかなり堪えてまた今度と決め、珍しくマニアックな話題で談笑を人としたなと思う
ものの…すでに16:30過ぎ、日が傾き、仕方なく走って元来た道をすごすご走って帰ることにする…と何故か時が飛んだかのように40分で!
うーん、色々とキツネにつままれたような散策の第1日を距離20㎞過ぎ、高低差200m、時間2:10で終えることに…
1日目総合距離21.17km、総高低531m、総時間5:24:33
ほんとは、さらに奥の山から小鹿野へ向かう史跡と山道をいくはずが…つづく