【秩父行脚放浪記】〜奥の秩父③南天山と法印ノ滝と〜
17:00なのに頂上の明かり射す絶景のなかで、夕暮れまだまだな錯覚をして
この山のどこかでテント泊でも出来そうなところを探しつつ
足速に滝へ、滝へ、1時間で下山
徐々にグラデーション美術のようにお日様の明かりもトーンを変えていく
蝉さんの鳴き声は徐々に日没間近なお知らせを増やしてくれている
焦らず急げ!胸のぴょん吉も引っ張る(気がする)
人がいないのをいいことに迷わずさっと脱いで
すっと入る
つ、つ、冷たい…
思ったとおりになることは少ない世の中なものの…
思ったとおり、思った以上に冷たい…
祝詞をあげる他は声にならない…
あーそういえば
「命」って漢字は
頭の上で
人が
一度
叩かれる
って書くんだったっけ
などと、ぼーっと考える
名前の由来は誰がつけるようになったのか…法印を結びたくなる
打たれるまま
水の流れに抗わず、
一体化を試みてると…
種田山頭火が言っていた「身ぬち染みとおる水なりけり」の実感とともに
暑かった肌で冷たく厳しく感じたものの中に、
快の感覚があることに気づき、
そこに集中してると
いま生きてることの感謝と存在感だけが残る(ような気になっています)
10分ほどですっかりスッキリして、
下山、こまどり荘での入浴のち
雨足強くゲリラ的になる中
自分との約束事として…
小鹿野名物!の水村豆腐のパンパン濃厚木綿豆腐
東大門のメガちち丼(表示1500g超えとのこと)
栄養補給を多めにとってパワーを蓄え、またの出動に備えてます…
奥の秩父①〜③、おしまい